大御神社　巫女便り

　この度8月末を持ちまして退職させていただく事になりました。
　参拝者の皆様を始め、氏子の皆様、神道家の皆様、神社関係者の皆様
　この5年間、本日まで暖かい目で見守っていただき誠にありがとうございました。
　心よりお礼申し上げます。
　これまで巫女としてお勤めを続けてこれたのも皆様の支えがあったからでございます。
　皆様との出会いは私にとって貴重な人生の財産となりました。
　これからも皆様にいただいた物を胸に感謝の気持ちをいつまでも忘れることなく
　過ごして参りたいと思います。

　神社に入りまして人との出会いもございましたが、巫女舞との出会いは
　とても印象深いものでございました。
　神様に奉納する舞ですので、神前に立ち神様との繋がりを感じながら一心に舞を捧げるという
　心持ちは誰もが経験できることではありません。
　しかし幸運にも私は大御神社で舞を舞うことで経験させていただきました。
　このことは自分自身の誇れるものとして大切にして参りたいと存じます。

　また、大御神社はさざれ石・龍神の玉・鵜戸神社の龍のシルエットなど話題に欠くことがなく
　常に新しいことに取り組み続けていく神社としての印象がございます。
　観光の団体様のガイドをする際も次々にお話しすることが増えていき勉強の日々で
　ございましたが、それも観光に来られる皆様が喜んでいただけているのを見ると
喜びへと変わりました。
　もし新たな発見があった際には今度は参拝者の一人としてお参りできることを楽しみに
しております。

　なごりはつきませんが、これにて私の最後のご挨拶とさせていただきたいと存じます。
　「皆様へ日々感謝でございます。誠にありがとうございました。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　巫女：Ｋ