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2014年11月29日

四半的大会

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こんにちは。
冬の寒さも本格的になって参りましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。

先日11月24日(月)は、当神社境内にて第四回大御神社奉納四半的弓道大会(県の公認大会)が行われました。県内外から32チーム・200人余りの方々が参加されました。
四半的とは日南発祥の宮崎伝統の弓術です。
標的の直径が4寸5分(約13.6cm)、弓矢の長さが4尺5寸(約1.36m)で、4間半(約8.2m)先にある標的に向かって正座姿勢の状態で弓を射るもののことだそうです。1人が30本射て、すべて当てた方のみ個人戦に進めます。またグループ戦もあるようです。
当日は、風のない穏やかな冬晴れに恵まれ、絶好の大会日和となりました。
大会が始まると皆様とても真剣な表情で的に向かっておりました。次々と矢を的中させていくレベルの高さにとても驚きました。
試合をされていない時間、参加されている方々はとても楽しそうにお食事をしたり会話を弾ませていらっしゃいました。私は御守り所から、すれ違い際に「どこから来たとね~」「鹿児島よ~」と全く面識のない方同士で気軽に会話をする方たちを拝見し、とても心が温まりました。
もともと四半的弓道は、1日の農作業の疲れを癒し、近所の人たちとのふれあいの一つとして伝えられてきたようです。皆様の明るい楽しそうな表情から、四半的は大事なコミュニケーションの場としても受け継がれているのだな、と実感致しました。
四半的は老若男女、年齢を問わず楽しめるスポーツです。興味のある方は是非宮崎の伝統に触れてみてはいかがでしょうか。
参加をされた方々、並びに実行委員会の方々お疲れ様でございました。
来年も楽しみにお待ちしております。


巫女:Y

2014年11月22日

七五三

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冷たい風に冬の訪れを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

大御神社には、寒さに負けず元気いっぱいのお子様方が七五三詣においでになります。
おめかしをしてお行儀よくお祓いを受けられているご様子はとても微笑ましく、
ご家族様もお子様のご成長を実感されることと思います。

当社では11月の土日祝日に七五三のお時間を設けておりますので、下記のお時間にお越し頂ければ
ご予約は必要ございませんが、来られた順に何組か合同のお祓いになりますのでご了承くださいませ。平日や七五三のお時間以外をご希望される場合はご予約をお願い致します。

12月もご予約を承っておりますので、ご希望の方がいらっしゃいましたらお問い合わせくださいませ。


◆11月下旬 七五三タイム◆

11月22日(土)・・・10時~11時半
11月23日(日)・・・10時~11時半、13時~14時半
11月24日(月)・・・10時~11時半

※お守所にて受付をしていただきますので、来られましたら御守り所へお越しください。

※1回のお祓いに10分程お時間がかかります。お祓いの最中にお越しになった場合は次のお祓いまで少々お待ちいただきますのでご了承ください。


大御神社 電話:0982-52-3406
                                                巫女:М


2014年11月09日

例大祭を終えて

 立冬も過ぎ、冬の足音が近付いて参りました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆様お気を付け下さいませ。

 さて、私8月中旬より大御神社で仕女としてお仕えさせて頂くことになりました。
私は以前より十数年、舞姫として神社で神楽を奉納して参りました。
現在は舞手から離れて舞姫の指導をしております。
早速8月末に5日間、神楽の指導者として更に向上するべく、東京へ研修に行って参りました。
理事の先生方から、巫女舞の基礎からを徹底的に御指導頂き、私自身も新たな気持ちで舞と向き合うことが出来たように思います。

 先の10月25日(土)は大御神社の例大祭・宵祭りが行われました。
例年より1時間早い17時開始でしたが、天候にも恵まれ、例年通り県内外から1600名程の参拝の方々がおいでになられました。
私はこれまで奉納する側でしたが、初めて運営する側となり、舞の仕上げやお祭りの準備で嵐のような日々を過ごしましたが、あっという間の2ヶ月だったように思います。
しかし、当日に宮司舞・神楽11番・巫女舞・天翔獅子の優雅でにぎやかな舞をじっくりご覧になられ、餅まきで体を動かし、ぜんざい・甘酒の振る舞いに舌鼓を打たれている笑顔の皆様を見て、新たな感動を覚えることが出来ました。

 翌26日(日)には御神幸祭がありました。
私も、厄年会の御神輿と共に各御旅所で神楽を奉納する小中学生の男の子・女の子と一緒に巡幸させて頂きました。
子ども達はお父様方の担ぐ御神輿について、朝9時から16時まで約15㎞を共にし、10カ所の御旅所で一生懸命練習した神楽を奉納してくれました。
とても10回も舞ったとは思えないほど最後まで元気いっぱいで、私を含め厄年・役員の方々も元気を分けてもらえたようでございました。

 また、その日の18時からは境内にてヴァイオリニスト・古澤巌さんの奉納コンサートも行われました。
私は初めて屋外でのコンサートを聴きましたが、ヴァイオリン・チェロ・ピアノの音に加え、波の音や風の音、そして光が織りなす何とも言えない幻想的な雰囲気に、すっかり心を奪われてしまいました。
古澤さんはじめ、演奏をして下さった皆様、本当にありがとうございました。

 今年の宵祭り・御神幸祭で、初めて巫女舞の指導をする立場となりましたが、まだまだ未熟な私は不安でいっぱいでございました。
しかし、小学生から社会人まで舞姫たちの思いは同じく「美しい舞で皆を感動させたい」一心ですので、私はその思いに寄り添い、手助けをすることだなと改めて実感致しました。
 今後の大御神社の発展に向けて、私自身精一杯精進して参りますので、皆様どうか温かい目でお見守り下さいませ。

仕女:S